オーストラリアプリザーブドフラワーとの出会い
プリザーブドフラワーとは
プリザーブドフラワーとは、「保存された花」「防腐処理の施された花」を意味します。
花の水分を抜くことで、美しい状態で保存し、長期間楽しめるように加工してあります。花粉の心配がなく、お見舞いや結婚式のブーケなどにもよく利用されます。
1991年にフランスで技術が確立されたものでまだ歴史は浅いのですが、生花とドライフラワーの両方の良さをもつ新しいカテゴリーの花として誕生しました。日本では1990年代後半から普及しはじめました。当時は「プリザーブド」という呼び名が聞き慣れないことから、「ブリザーブド」「プリザード」など?誤った呼び名が広まっていました。現在では花の加工方法の1つとして一般的によく知られています。
オーストラリアプリザーブドフラワーとは
オーストラリア・プリザーブドフラワーとは、オーストラリアの原野に咲くワイルドフラワー(※)を特殊加工したものです。
APA(オーストラリアプリザーブドフラワー協会)が取り扱うオーストラリア・プリザーブドフラワーは、天然のすがすがしい香りをもち、生きている植物のように柔らかいのが特長です。
オーストラリアプリザーブドフラワーはすでに加工されているので水やりの必要はなく、長い期間その姿を保ち続けます。
ただし、加工されてから約半年~1年を過ぎたころからドライ化が始まり、徐々にドライフラワーへと変化していきます。
(※)ここではオーストラリア原生種のことをワイルドフラワーといいます。その種類は8千から1万にもおよぶといわれ、主にパースを州都とする西オーストラリア州に多く咲いています。コインサイズくらいの小さいものがほとんどで、プリザーブド加工に適しているものの方が少ないようです。